生産国別のOEM生産
弊社の展示会などで、インド生産、パキスタン生産のレザー製品の商品サンプルを展示しお客様にご覧頂いておりますが、
「生産国が違うとなにが変わるのか?余り変わらないなら中国が近いので中国でいいでしょ?」といったお考えの方もおられます。
生産国別OEM生産のメリット・デメリットまとめ。
生産国 | メリット | デメリット |
中国OEM生産工場 |
・長年の経験から日本向け製品に対する理解力が高い。 ・輸送期間が短期間 ・言葉の問題が少ない。 (日本語が通用するケースが多いため。) |
・領土問題など国交が不安定で、政府の制裁措置などが起こると出荷が止められたりする。 ・人件費の高騰。 |
インドOEM生産工場 |
・インド生産の製品は関税率が低く設定されているため、他国での生産よりも比較的に安く生産出来る。 ・人件費が中国に比べて比較的安い。 ・製品加工に定評がある。 ・刺繍など装飾的なデザインにも対応出来る。 |
・インド生産の商品がどの程度の品質なのかわかりにくい。 ・インド生産の商品は、縫製が良くないと言うイメージがある。 |
パキスタンOEM生産工場 |
・現在のレザー素材の生産国としては、インドとならんで、非常に力のある国なので、レザーの工場への投入が非常にスムース。 ・人件費が中国に比べ比較的安い。 ・ビンテージ加工などの製品加工に定評がある。 |
・パキスタン生産の商品がどの程度の品質なのかわかりにくい。 ・パキスタン生産の商品は、まだまだ目にする機会が少なく、得体の知れないイメージを持たれている。 |
国内工場 |
・「日本生産」と言う安心感、それ自体が「ブランド」のイメージがある。 ・資材投入から、量産までが非常にスムーズ ・為替の影響を受けにくい。 ・小ロットで生産可能。 |
・他国生産と比較して、縫製工賃が高い。 |
※インド生産の項目に「インド生産の製品は関税率が低く設定されているため。。。。」と言った内容がありますが、目安の価格差は概ね下記のようになります。
生産国 | 中国OEM生産工場 | インドOEM生産工場 | 差額 |
金額 | @16,600円 | @15,000円 | 差額1,500円 |
※素材にも寄りますが、インド生産でラムレザージャケットを作成する場合の量産価格を1万5千円とした場合。1着あたり1500円の差額が出ます。